タナトさまの Last kingdom 設定

エリック

・元軍人。一個小隊を率いれるだけの階級。
・ダークブラウンの髪を首の真ん中まで伸ばす。(前髪もそれくらいあるので、横わけにしている)
・アルコール中毒者の息子で、幼い頃から父親の暴力に怯えていた
・そのうち自分でアルバイトを始めたり、体を鍛えるなどして自立への道を模索
・軍人に志願

・ヴィラ・カプリに捕らえられた後現在の主人である「カイン」に調教され、隷属。心身共に絶対服従を誓う。
・剣闘士として10勝を収め、奴隷解放の機会を与えられるもカインの傍にいたいがためにそれを拒否。
・以前は手のつけられない問題犬として有名だったが、最近性格が丸くなったと評判。だがそれもカインに対してだけで
カイン以外のものが体に触れようとすると激しく拒絶する。



ロビン

・エリックやカインが泣くほど焦がれる一般家庭に生まれ、害にならない愛情だけを受けて育つ。
・友達をつくり、彼女を作り、運動を張り切り、悩みといえば勉強と小遣いの使い道くらい。そんな子ども時代を経て警察機構に就職。罪を憎んで人を憎まずを信条に真面目に勤務するが、ヴィラ・カプリへ拉致される。

・屈辱的な日々が苦痛と共に始まるが、ある日カインが訪れ本格的な調教が始まる。
・冷静な観察眼を有するカインは的確に彼の心を陥落させるすべを見抜き、飴と鞭を使い徐々に信頼させる事に成功。
・自分を嫌なものから守ってくれるのも、愛してくれるのも。自分が守るものも、愛するものもカインだけ。そういう意識が彼に刷り込まれた。
・多少成長しすぎではあるが、健やかな愛らしさと、一途な愛情、従順な態度は彼をとても魅力的に見せ、飼いたいと名乗り出るものが後を絶たないが、当人はカインだけを愛し、カインにだけ忠誠を誓っているので拒否し続けている。
・カインもそんなロビンを愛しく思っているため、そういった輩から約束どおりロビンを守り続けている。



カイン

・身元不明の若き資産家。
・ヴィラ・カプリでは密かに彼のファンがいるほどの若さと美貌。
・一人でいるときは無表情だが、話し掛けたり犬を連れている時は温和な笑顔を浮かべているので影では「ジキル&ハイド」を意識して「ドクター」と呼ばれている。
・彼は仔犬たちを鞭打ったり、水攻めなどで苦しめる事もなく、便まみれにして辱めることもないので、仔犬たちのなかでは密かな人気。彼に調教されたい、所有されたい犬が後を絶たない。
・だがやれないこともないので、仔犬が隷属するために必要ならば手段の一つとして平気で使用する。
・ヴィラ・カプリでは珍しいほど丁寧で優しい調教をする。だがそれによって図に乗ってカインを裏切った犬は即座に捨てられる(浮気など)
・現在はエリックやロビンなどの仔犬の調教に成功し、寵愛を注ぐ。

・彼は望まれない子どもだった。
・母親は娼婦、父親はクリーンなイメージを大切にする政治家。
・ノイローゼになった母親と一切自分を省みない父親の間で、精神的に虐待されながら育つ。
・ある日連れていかれた先は、人身売買のオークションだった。
・父親に売り飛ばされ、父親と同じくらいの年の親父に買われ表向きは養子、実質は奴隷として過ごす日々。
・そのときの屈辱と絶望と怒り。それらが彼を駆り立てた。寂しさによって穿たれた穴を直視させないかのように。
・それからの彼は順調に信頼と愛情を勝ち取り、知識を蓄え主を越えるほどの英知を身に付け財を築く。
・コネをつくるために、主の客として訪れたものたちも抱き込みその館の主を殺害。事件は彼を愛したものたちがもみ消した。
・自由を奪い取った彼だったが、これまでに受けた心の傷は計り知れず悶々とした日々を過ごすばかり。
・一人でいる孤独が嫌いだが、肉欲による繋がりは望まない。純粋な愛情を欲したが、動物はすぐに死んでしまいますます彼を孤独にした。
・そして少しの時が過ぎ、彼の財産と地位がゆるぎない物になった頃遠く離れた地に「ヴィラ・カプリ」なる場所があることを知る。
・その場所の建設意図に眉を顰めたが、動物のように純粋な愛情を注いでくれてしかも長生きで言葉も通じる。そんな奴隷の存在に心惹かれ、ヴィラ・カプリに訪れる。

・彼の本質は愛情を求めるだけの人なので、基本的に痛めつけたり苦しめたりといったやり方は好かない。ただ愛され方が分からないのでヴィラ・カプリのやり方にのっとっているだけなのだ。
・たどたどしいながらも奴隷をつくり、エリックやロビンといった無償の愛情を注いでくれる存在との行為は彼の心を大いに満たした。
・ただ今まで培われてきた人間への嫌悪感や、不信感、絶望は癒せず今も彼の心の穴となっている。
・けれど彼が嫌っているのは人間だけなので、別に世界や動物達を恨んでいるわけではない。ロビンの信条が「罪を憎んで人を憎まず」なら彼の信条はさしずめ「世間を憎んで世界を憎まず」だろう。







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